artillery sidewinder X1のファームウェアをmarlin 2.xにアップデート
Sidewinder X1 オリジナルはmarlin1.x系統が入ってるのでファームウェアアップデート試してみたくなるじゃないですか。
prusaはファームウェアしっかりしてるし不足もないので普通にアップデートしていってるだけだけど、2台目は素のMarlin入ってるので弄れたらいいなとも思ってのSidewinder X1でもあったわけです。
大体の手順はこんな感じで。 Artillery Sidewinder X1 Firmware With Marlin 2.0.5.3 | 3D Print Beginner
従わずにやったんですけどね(汗)
USBでPCと繋いでみるが認識せず、しょうがねえんでRaspberry PiのoctoprintのFirmwareアップデートプラグインでやってみる。
verifyエラーって言われる、え??やべぇ??
Sidewinder X1一切動かなくなる・・・・・、超焦り。
壊した??基盤交換??
冷静に・・・。
手順に従い、プリンターひっくり返し裏蓋開ける。
フレーム補強のガントリーサポートつけてるとこれを外さないと裏蓋外せないのでめんどい、なんて言ってられない。
裏蓋開けるとprusa組んだとか3Dプリンタやってる人にはおなじみの光景だった。
やっぱバラさないとブラックボックス感は払拭できないっすね。
TFT液晶の黒いケーブルを抜く、もう一つの赤黒ケーブルも抜く、この赤黒抜いておくとあとからファームアップデートするときにこの作業しなくて良くなるらしい。
ただし、これをやってもoctoprintからのファームアップデートはコケる、動かない。
冷静に冷静に・・・・。
PCで認識しないのをなんとかするしかない。
焦ってると冷静に見れてなかったけどドライバがないだけじゃね?ってことで探してPCにインストール、ch340ドライバーでいけます。
これでCOMポートとして認識するのでprusaslicerのファームウェアアップデートでポート指定してやればOK。
それでファームのHEXを指定して書き込み、成功\(^o^)/
この段階ではTFT液晶はmarlin 1.x 仕様のままなので操作はできない。
その後octoprintからのアップデートを試してみるがやはりうまくいかず、原因わからないけど解決策あるのでこちらは使わないようにする。
そしてSDカードにTFT液晶側のファームを入れてリセットボタンなりで再起動させると自動で液晶側のアップデート完了、こっちは簡単。
最初に入れたファームウェアはこれ Thing files for Molise 1.2.5 Firmware for Artillery Genius 3D Printer and Sidewinder X1 based on Marlin 2.0.7.2 by dtouton - Thingiversen
ただその後実際に印刷を始めると1層のレイヤーごとにM73エラーってのが出る。
ファームウェアアップデート前まではなかったエラー。
調べると印刷の進捗パーセントの命令らしい。
解決策わからずファームウェアを別のに変えてみる。
また1からメッシュベッドレベリング設定。
そして、またM73エラー。
ファームウェアの問題ではないのか。
わからんけど自分でファームウェアコンパイルせなあかん??とVScodeにいろいろ入れてみるがうまくコンパイルできん、んー、なんか違う気がする。
でさらに調べるとM73エラーってprusaslicerで付加してるのか
Warning: M73 command is not supported – PrusaSlicer – Prusa3D Forum
ということでスライサー側のチェックボックスでオフ。
OK、エラー出なくなった。
ということでファームウェアのアップデート完了です。
いやあ、勉強になりました。
コツが分かれば簡単なんだけど何事も最初は大変だねえ。
そして3Dプリンターで今まで問題が起こるとまずハードかスライサーどちらが問題かと探ってたんだけど、ファームウェアを弄るとハードかスライサーかファームウェアと問題の特定が難しくなるんだな。
今回の件で痛感、なるほどねえです。
そしてファームウェアのコンパイルできるようにしておきたいなあ。