Prusa i3 MK3Sでノズルからの垂れに悩まされて二週間ぐらいかかってようやく解決した
prusaさん、ずっと調子悪くて悩み苦しんでおりましたー。
ずっとこんな感じで壁に垂れてくっついたのが。
- ノズル温度下げる
- リトラクション距離増やす
- リトラクション速くする遅くする
- kaikaノズルから純正ノズルへ交換
- ノズルがどこを通るかの経路変える
- どこでリトラクションするかを変える
- エクストルーダーバラす
- エクストルーダギアの緩み確認
- エクストルーダで押し込み引き込みされてるのの確認
- フィラメントの変更
- ノズルアッセンブリ外して中のPTFEチューブ確認
- octoprint経由ではなくSDカードから印刷
- Gcodeもほぼ指差し確認
- 最後はほぼprusaslicerのタレに関わりそうな設定は全部オンオフで何が変わるか組み合わせで変わるのか一個一個確認していってた、それがなんの機能なのかではない変わるのか変わらないかだ
まーじで直らん、もはや治らん、に思えるレベルで。
もう万策尽きて(その前の日も朝の4時ぐらいまで闘ってた・・・)
諦め状態で普段使ってないスライサーのcuraでやってみた。
あれ?大丈夫だ、なんで????
まったく設定詰めてないから品質としては悪いところもあるけどとにかく垂れの問題がない。
こっからは二分探索してけば解決するわけで。
まずはハード側の問題は消える。
prusaslicerの問題か?と調べるがそんなバグ報告はない、確率的にもそんなバグにわざわざ総ぐるするとは思えん。
けど、prusaslicerの2.3へのバージョンアップ辺りから変なような??
2.2系統との共存はしづらそうなのでひとまず2.3で全部デフォルト設定で印刷させてみる。
大丈夫だ。
次はプリント設定、フィラメント設定、プリンター設定、それぞれデフォルトでやっていく。
プリンター設定のみ自分のプロファイルだと問題が出る。
わかりましたよ。
レイヤーチェンジのGcodeが違います。
思い出したよ、octolapseのプラグイン使うときになにかいじった気がする。
あーーーー、一層印刷できるたびにトラベルして仮想原点みたいなところになんで行くんだろうと思ってたらこれかああああ。
つまり一層ごとに仮想原点に移動、その移動中にノズルから垂れる、次の層の印刷開始箇所の壁に垂れがぶつかってゴミが付く、これでした。
おかしかったスライス状態
謎原点への謎トラベルが黄色と青の線である
正常なスライス結果
余分なところへ行かない、すばらしい。
わかってしまえば試すまでもなく良いのは予想できてて、ただそれの確認。
左正常、右それまでの糞。
やれやれだぜー。
で、原因はoctolapseの設定が入ったものを通常使用してしまっててこの問題が起こってたわけだけど。
なんでその設定を使っちゃってたかというと、2.3になってからプリンターの設定がphysical printerってネットワーク越し設定有りとでゴチャッとなってよくわからんって理解せずにそれっぽいしこれでいいかってoctolapse設定ありのを使ってしまってそれからおかしくなってたんだなあ。
さらにもっと残念なお知らせはoctolapse使うにしてもこのGcodeいらない(TOT)
このGcode入れなくてもoctoprint側でoctolapseを有効にしたら自動でこのGcodeを入れてくれる設定がある、つまりoctolapseをオフってるときにはこのGcodeも入らないので考慮しなくていい、スライサー側でプロファイルを分ける必要がない。
つまり余計なことをやったがために余計な問題が発生していた、結論はこうです、涙。
いやあ、苦労して調べまくったおかげでリトラクション周り、パス経路の構成とか、なんかいろいろ詳しくなった。
でも考えなくて良くなったらすぐ忘れちゃうんだろうなあw
3Dプリンタの難しさを身を以て体感、結果に与えるパラメーター・組み合わせが膨大なんだよねえ。
結果は同じようなおかしさなんだけどその理由は千差万別。
それを検証していくのも一回一回時間がかかる、自分以外の環境を知らないので比較できない。
このあたりが難しさで、こういった問題一つ一つを解決できずにどれか一つにでも敗れ去って使わなく・使えなくなってしまうのは往々にしてあるんだろうなあと。