銃・病原菌・鉄、読んだ
結論先に言っちゃえば、なぜ中世以降ヨーロッパ人が世界の覇権を握ったか、それはユーラシア大陸という環境である。
なぜユーラシア大陸か、東西に長いから農耕生活の栽培ノウハウが気候的に同じなので伝えやすかった。
さらに家畜化可能な動物も多かった。
だから食料に余裕をもたせることができ人工が増え、さらに、兵士、役人、宗教家、なんかを養うことができた。
人が増えれば発明も増える。
人と家畜が近くにいたので病原菌の感染が起こり免疫があるものが生き残り、他の大陸へ渡ったときに免疫のない人々・集団を壊滅的な打撃を与えた。
ヨーロッパと中国の違いは意思統一された単一国家で環境に恵まれすぎた中国は伸びが止まったと。
差が出たのは人種の優越ではない環境である。
さて、ここで一言、説明が長いんじゃー。
興味深い観点で見事なんだが、学者の説明は回りくどくて長いのじゃよ。
でも薄っぺらくない良い本である。