ホットエンド周りのメンテナンス性がイマイチと言われているPrusaさん。
そもそもPrusaで採用しているエクストルーダーに送りのギア・モーターが付いているダイレクトエクストルーダーはメンテナンス性は基本悪いということなのでPrusaが悪いってわけではないらしいのだが。
ちなみにホットエンド周り今のところトラブったことがなくてバラしたことがない(汗)
たぶん早い段階でホットエンドファンを風量の多いタイプに交換していたのでPLA使ってもヒートクリープになってなくてノズル詰まりになってないってことだと思ってる。
でもノズルはいつかは詰まるのでメンテナンス性はあっていいはず。
ノズルのサイズ変える交換も手間減らしてできればいいしね。
現状Prusa用で開発が続いているエクストルーダーはBear 一択っぽいです。
Bear Extruder and X axis (BearExxa) 1.0.0 MK2.5S MK3S by pekcitron - Thingiverse
Bear 本来はプリンター全体のフレームをアルミフレームに変えることも含めてのアップグレードらしいが、これをするのは結構お金かかるし、ほぼ原型がなくなる・・・、ということで自分で印刷したパーツでできるエクストルーダーとX軸の部分をやったのです。
まあ追加でZ軸のマウント部分をBearとは別だけどこれもメンテナンス性向上パーツに変えてる。X軸をいじろうとするとZ軸のモーターシャフトを外したくなるけど簡単には外せないのだけどこれはマウントそのままでシャフト外せるようになる。
Prusa MK3 fixed Z mounts by jltx - Thingiverse
せっせと印刷して軽く組んだエクストルーダーとX軸。
Z軸マウント、下側の前が取り外せるんだよね、あとシャフト入れる部分の精度を上げてあると思う。
改造前最後のPrusaほぼ純正の勇姿、いちおう改造前後の比較用に3Dベンチ船を印刷。
バラします
Z軸マウント、モーターシャフト抜けます。
今回ちょっとミスったのはX軸のアイドラープーリー
このプーリー純正の歯無しから歯付きに交換しようと思ったら歯付きはサイズが違ってBearに入ってるやつを印刷しちゃうと使えなかったこと、まあ純正では当然組めたわけだけど。プリンター一台体制だと改造して部品が足らなかったりすると元に戻さないとにっちもさっちもいかない、という状況が起こりうるわけで。
シャフトは5mmのやつを買ってみたけどプーリーに入らなくて紙やすりで表面を擦ってみたけど埒が明かなそうだったので、ボルトをのこぎりで切って使用。
今回の目玉、エクストルーダー組み立て完了。
外観だとあんまりわからんなw
やっぱりエクストルーダーは組むのなかなかむずいっすね。何箇所かミスったけどなんとかリカバリーして組み終わりました。
組み立て後半、あれーと思ってホットエンドを外したら、ん、これだけで外せるのかと思ったのでメンテナンス性上がってると思う。
そして組み終わって、配線も完了した。いやー疲れたさ。
ただし、引きで撮るとこの有様ですけどね。
復旧に数日かかりましたわw
違いはほぼない?かな。
期待していたX軸の剛性アップはあるだろうが、よほど速度出るような形状でなければ違いでないかも?
エクストルーダーそのものはそれほど直接的な印刷品質には影響ないだろうしね、まあもろもろ想定内。
さて、総評。
組んだときにも感じたんだけどX軸全体がかなりがっしりして剛性感あっていいですね。
純正けっこうこれでいいの?ってぐらいでしたからねえ。
エクストルーダーについてはどうなんだろう、実感はあまりない。
いちおうヒートクリープ対策にもなってる構造というがよくわからん。
メンテナンス性もホットエンドも組み付け状態で外してないのでよくわからん。
信じるものは救われる、です。
あと、歯付きプーリーにしてちょっと静かになった気がする。
ただ、その後PINDAセンサーの取り付けがうまく行ってなかったのかノズルがベッドに当たって動いてしまいベッドに跡が付いてしまった。
そしてこれが原因なのかわからないんだけど、吐出された太さが直線の動き出し、中間、動き終わって曲がる手前で、安定してないんだよねえ。
それともエクストルーダーが変わったからこのあたり変わってくるのかなあ。
さらにそれともなにか見逃してるのか。
相変わらずここの原因究明ができてないんだよねえ。
印刷そのものはできるんだけど、見える線があまり綺麗ではないのが不満。
まあ、ぼちぼち調査していくのよ。