しつこくFlowsquare+で流体シミュレーション、ルーフ上後端のボルテックスジェネレータの結論
コペンさんのルーフ上後端のボルテックスジェネレータの効果確認。
今回はシミュレーションの空間を小さくして分割エリア数はそのまま、つまり細かい密度でシミュレーションできる。
これまでは車体全体が入るよう12m×4m×3mでやってたがこれを2m×1m×1mとした、ルーフだけ入る程度か。
まずは、ルーフ上後端、ボルテックスジェネレータあり
ボルテックスジェネレータの後ろにちょっと青い乱流はできてる。
次はボルテックスジェネレータなし。
のっぺりと水色のやや低速の流れがある。
びみょー(;^_^A
なんとなく、ボルテックスジェネレータの高さが足らない気がしてきた。
2倍か3倍近い高さがいる気がしてきた。
じゃあ試そう、それが流体シミュレーションの良さだ。
1枚目ははっきりしないけど、2枚目では明らかに乱流ができてる。
ルーフ下端方向へは乱流は比較的短い距離でわからなくなっている。
逆に水平方向へは思ったより乱流が出てる。
で、結論なんだけど、この位置のボルテックスジェネレータってのはルーフへ気流を這わせるわけではなく、高い位置にある大きいリアウイングに対して効果があるものではなかろうか。
だからでかいリアウイングがついているインプレッサやランエボはメーカーとしても付けていたわけだ。
なんか納得した。
で、うちのコペンさんにはそんなでかいリアウイングは付けるつもりないのでここのボルテックスジェネレータは意味がない、結論です。
もしルーフに沿って気流を這わせたいのであれば、ルーフ表面にイボイボと突起をつけて短い距離で小さな乱流を起こし続けるのが良いのではなかろうか。
もちろん飛行機の翼のボルテックスジェネレータと似た形状ではあるがあっちは流速が10倍ぐらいなわけで(コペンのシミュレーションは90kmでやってる)発生する小さい乱流の大きさも長さもけた違いなはずで、そんな条件であれば翼の上であれば十分効果が得られるってことだろうな。
なんかいろいろ、ほんといろいろ納得した。